健康

乳がん検診は受けるべき!理由と検査について解説します!

2025年2月19日

日本人女性のがん罹患数が最も多いとされる乳がん。筆者は20代で初めての検診を受けその結果、要検査となった経験があります。乳がん検診に引っかかるなんて自分には関係ないことだと思っていたので、当時は本当に怖かったです。忙しい子育て中のママたちは、自分の検診に時間を取ること自体難しいのが現実でしょう。しかし健康でいることはこれからも我が子とともに歩む生活をより豊かにしてくれるはずです。ここでは乳がんと乳がん検診について詳しくお伝えしていきます。

なぜ乳がん検診なの?

死亡原因の第一位である、がん。日本では4人に一人ががんで亡くなっています。女性は特に乳がんになる人が一番多いので、乳がん検診を受けることで乳がんによる死亡リスクを減らすことができます。そのため乳がん検診を受けることが強く推進されているのです。

乳がん検診を受けたほうが良い理由

女性のがん罹患数では一番多いから

日本女性のがんにかかる数が最も多いとされているのが乳がんです。また、乳がんはがんで亡くなる理由の上位にあり、30代後半から徐々に乳がんになる人は増えていきます。

がんを早期に発見できるから

早く発見することでその分早く治療をすることができます。そのため乳がんになっても、それが原因で亡くなる可能性が低くなります。乳がんはステージ2までにきちんと治療ができれば5年生存率は94%以上になるそうです。1 

乳がん検診はいつから受けるべきか

自覚症状がある場合はすぐに

気になることや違和感がある時はなるべく早く受診した方が良いでしょう。

  • 胸にしこりがある
  • ひきつけがある
  • 乳首から血色の液が出る
  • 乳首に湿疹がある

胸に多少違和感があっても外見からはわからないし、生活に支障がなければそのまま放置してしまうかもしれません。もし発見が遅れて取り返しのつかないことになっても、もう戻ることはできません。検査して問題がなければ今までの通り過ごすことができるので、それがわかるだけでも安心だと思います。

親族に乳がんになった方がいる場合は20代から

がんは遺伝すると言われています。身近に乳がんになった親族がいる場合は早めに検診を受けるのが良いでしょう。

通常は30代から

乳がんの罹患数は30代後半から徐々に増えていきます。そこから40代後半にかけて一気に増えていく傾向にあります。厚生労働省は40代から2年に1回の乳がん検診を勧めていますが、個人的には30代から増えることを考えると30代から受けておくと安心だと思います。

乳がん検診の流れ

筆者の体験をもとに解説します

  1. 予約
    乳がん検診を受けたいということで、事前に予約を取ります。当日の持ち物や簡単な検査の流れを聞いておくと安心です。
  2. 受付
  3. 問診
    気になる自己症状があれば必ず伝えましょう!
  4. マンモグラフィ
    機械に胸を挟んで撮影します。横と縦におっぱいをつぶすので痛みを感じる瞬間も…。脇まで広範囲をしっかり撮影するために技師の方と一緒に正しい姿勢をつくっていきます。普段しないような体勢になるので初めての方はちょっとびっくりするかもしれません。マンモグラフィで異常があれば次に超音波検査を実施します。
  5. 超音波検査
    ジェルを塗って機械を胸にあてていきます。少し強めに押されているような感じです。胸から脇、乳首周辺まで全体をじっくり見ていきます。胎児チェックする際のエコーと同じなので妊娠中でも大丈夫です。
  6. 精密検査
    追加のマンモグラフィ検査や超音波検査、さらに細胞検査や組織検査を行います。針で刺して細胞を取り、良性か悪性か詳しく調べます。結果は後日わかります。
  7. 2年に1回の検査
    精密検査で問題がなければ2年に1度の検査を継続的に受けていきます。

乳がん検診の費用

  • 自治体の乳がん検診
    ほとんどの自治体では40歳以降に2年に1回の乳がん検診を実施しています。公費負担で行っているため、一部の自己負担額で受けることができます。金額は1,
  • 000円以下のことが多いですが自治体によって様々ですので、住んでいるところに確認してみましょう。
  • 保健組合の乳がん検診
    保健組合でもがん検診を実施していることがあります。対象者や金額については加入先の保健組合に確認してみましょう。
  • 保険適用で受ける
    40歳未満等で自治体や保健組合で検査対象外となる場合でも、自己症状があれば保険適用で検査できる場合があります。大体3,000円から5,000円程度で済みます。自己症状がある場合はまず病院やクリニックに相談してみてください。
  • 自費で受ける
    自治体や保健組合で対象外となり、自己症状もない場合は自費で検査することとなります。大体1,0000円から15,000円程度です。料金設定は医療機関によって異なるため、行きたい病院に確認しておくとよいでしょう。支払い方法も現金のみということもあるので確認しておくと安心ですね。

まとめ

がんの中でも女性が一番なりやすいのが乳がんです。乳がんは早めに発見して治療をすることができれば、死亡リスクを下げることができます。自治体や保健組合の乳がん検診を受ければ費用もそれほどかかりません。自己症状がなくても30代以降の方は一度検査してみてはいかがでしょうか。

  1. 国立がん研究センターがん情報サービス「院内がん登録生存率集計」 ↩︎

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